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そもそも2人目ができにくい原因は?
1人目ができたのに・・・何で?という事に対してですが、 お話を聞いたりお体を診させていただくと、 少し冷たい言い方かもしれませんが一人目を妊娠した事が奇跡的だったと言えるという方も多いように見えます。 そんなストレスフルで、そんな生活習慣で、そんなに沢山体の症状があって一人目の子がよくできましたねぇ。という事です。 さらにそこから、少なくとも2年位は経過されていると思いますので、特に30代を超えてからの体の衰えは大きいので単純に年齢と主に起こる、細胞(卵子や精子)の質の低下というのも重なっていると思います。思った以上に骨盤が開く
また、妊娠中は子宮と胎児が大きくなるので内臓が端の方へ追いやられています。 さらに、出産の時は骨盤が通常ではありえない位に開くんですね。 要は、妊娠中はお腹の中に巨大な胎児がいて、出産のときはその巨大な胎児を外に出すために、通常ではありえない体の状態になります。
・細胞が元気になるように ・骨盤や内臓の歪みが取れて子宮や卵巣の血流がよくなるようにサポートします。 セルフケアにつきましては、妊活ライフに沢山乗っていますので参考にされてください。 過去記事 おすすめ子宝体操ベスト3 〜ほどよくほどほどに動くのススメ〜
しかしなかにはこんな方も・・・3つの問題
さて、今回お伝えしたいのは心の問題です。 特にこの3つの問題です。 子育てと不妊治療の両立での、①子育てと夫婦間に関する我慢 ②子育てと不妊治療の両立に対する我慢 ②一人目の子に対する罪悪感
一つ目:子育てと夫婦間での我慢について
まず、 二人目の妊活の場合、なかなか夫婦生活が盛り上がらないという方が多いです。 2年位性生活のブランクがあったと思うので、産後の最初のセックスにも中々切っ掛けが作れない方もいますし、その後定期的に機会を持つ事が難しい方もいるようです。産後の子育ても関係あるのではないか?
あくまで僕がサポートしてきた方の傾向と僕個人の経験から言いますと、 産後の子育てと夫婦の関係が影響しているように思えます。

協力したい気持ちはある、でも・・・・
そうすると、協力したい気持ちはあっても、男性側は何をしていいのか分からず、無関心に見えたり、 よかれと思って子供をあやすと「私の大変さには興味ないくせに、子供の可愛さだけ関わってればいいから楽だよね。」といった感じになってる方をお見かけします。
すれ違いを埋める事
こういった場合、お互いのこのすれ違いを埋める事が、夫婦生活や子育てでの我慢を解消するきっかけになるですね。 簡単なのは、・女性側は男性に頼る勇気とその不器用さを受け止める勇気 ・男性側は女性の家事と育児の大変さを言葉で伝える勇気ですね。 これがあれば、かなり夫婦間や子育ての我慢は解消するはずです。 続いて、
二つ目:子育てと不妊治療に関する我慢です。
これは、本当に一言で言ってしまうと「辛い」「不安」と伝える勇気なんです。実際の事例
具体的な方の例を伝えながら詳しく書きますね。 妊活サポートに来られたA様の例37歳、二人目不妊の方です。 生活は3歳の子供と、姑と同居し、夫は単身赴任。 産後に生理痛が強くなり子宮腺筋症、卵巣嚢腫を手術をされています。 また、不妊治療を始めてから体温が乱れてきたうえ、甲状腺の問題も指摘されたようでした。 更に、ここ最近頭痛と首の強いコリが毎日して整形外科に通っているんです。この方のポイントは、 ・姑と同居で夫は単身赴任 ・一人目産後から婦人科系の症状が出た ・不妊治療を始めてからさらに基礎体温が乱れ甲状腺の問題が出た そして、最大のポイントは、 ・姑さんに不妊治療をしている事を内緒にしている という事です。 こういった方の肩こりや頭痛は中々整形外科に通っても難しいと思います。 整形外科に長年勤めていた僕が言いますので、本当にそうです。 ゆっくりお話を聞いてくれるリハビリスタッフがいれば別ですが。
周りに頼れないことも
この方は、 ・夫が単身赴任で、子育てを独りで頑張っている ・夫が単身赴任な上、姑さんへ気を使っている ・周りに頼れないので、子育ての合間に不妊治療に行っている この3つを独りで抱え込んでいます。
更に子供が幼い。
肩こり・頭痛・基礎体温の乱れ・甲状腺の問題 全て、この感情抑制やストレスが関わっていると思いませんか? そこで僕はこんな率直な質問をしました。

子供とはどこに行くでも一緒
更には、 「不妊治療だって、お子さん連れて行くんですよね?大変じゃないですか?姑さんに内緒なんて、誰がその大変さを聞いてくれるんですか?」 と聞くと、 「本当に大変です。子供にも悪いと思っています。でもお母さんには心配かけたくないので。」 と答えました。

まずは話すこと
そして話には続きがあります。 その方に「今不妊治療していて、子育てもしていて頑張っていますよね?でも、体外受精をしているわけでもありませんし、単身赴任のご主人とタイミングを気にするの辛くないですか?」とお聞きしたところ、 「本当は一緒に暮らすのがいいんだと思いますが、お母さんが寂しくなると思いますし。」とお答えしたので、

三つ目「一人目の子供に対する罪悪感」
こういった方は1人目を不妊治療で授かった方に多い傾向のように思います。 1人目を不妊治療で授かっているので「私はできにくいので少しでも早く産後に不妊治療をしよう」という事で、一人目の子育てと不妊治療を長く行っている方です。 こちらも妊活サポートに来られた方の事例で紹介しますね。 妊活サポートに来られたB様。41歳二人目不妊に悩む方です。 お子様は7歳の男の子でした。この方は1人目を数年の不妊治療の結果授かったために、産後早く子供を作ろうとして不妊治療を開始したものの、中々結果につながらなかったようでした。 産後、早めに卒乳し月経再開後から5年ほど不妊治療を続けてきました。 体外受精に挑んできたので、幼い子供を連れて不妊治療に通院し続けていました。 この方に僕が伝えたことは、

涙を流しながら
すると返ってきた言葉は、 涙を流しながら「もう本当に、本当にこの子に悪いって思っています。兄弟を作ってあげたいって思ってやってきましたが、もう大変過ぎて、全然この子との時間を大切にできてなかったように思います。」
後悔のない選択を
僕は率直にこの方に伝えたのは、
三人で楽しく生きていこう

妊活で一番重要と思っている事
今回、 ・子育てと夫婦 ・子育てと不妊治療での我慢 ・一人目のお子さんに対する罪悪感 と取り上げさせて頂きましたが、全てにおいて言える事は感情を抑え込まない事という事です。 夫婦で気持ちを伝え合う、身近な人に「助けて」って言う、自分が幸せと感じる事に蓋をしない。 日本人の特性なのでしょうか、良い悪いではなく。 空気を読んでしまうというか、相手の気持ちを思い遠慮してしまうといいますか。
