1 不安な気持ちが体外受精に影響する？｜不妊治療の専門家・北さんの知恵袋
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不安な気持ちが体外受精に影響する？｜不妊治療の専門家・北さんの知恵袋

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皆さん、こんにちは。日本妊活協会の北川です。今日は、体外受精と気持ちのあり方についてお話しをしていきたいと思います。よろしくお願いします。体外受精は、割と長い期間を有する生殖医療です。なので、その長い期間に気持ちをどうコントロールしていくかというのは、とっても大事なポイントになってきます。その中で、その気持ちがどう体外受精に影響を与えていくのかというのを、今日は少しお伝えできたらと思います。体外受精は卵を採卵する必要があります。その卵を採卵するためには、卵がしっかりと育って行く過程が必要なんですけれども、それを担っているのがホルモンです。そして、そのホルモンを制御しているのが、脳の中の下垂体という部位です。この下垂体が「卵を育てなさいよ。」とか、「今、排卵するように大きくなっていますよ。」とか、あと卵巣から「卵が大きくなっています。」という指令を受け取る場所だったりとか、とっても大事な卵を育てて行く中枢になります。この下垂体がうまく活動していることで、ホルモンの制御が取れて、卵が健やかに育っていくことになります。その下垂体に影響を与えている脳の部位があります。それが扁桃体という部位です。この扁桃体という部位は、不安だったり、恐怖だったりをつかさどる部位です。ここが下垂体に影響を与えます。なので、体外受精の途中で、例えば少し「この先どうなってしまうんだろう？」とか、「今の生活の状況が大変だ。」とか、マイナスな恐怖、不安だったりを抱えることによって、それが扁桃体という活動性を増して、その扁桃体の活動が下垂体の方に影響を与えます。結果、いつも不安を抱えてあるといつも下垂体に影響が入って、下垂体が本当に頑張らなくてはいけない時に、ホルモンが出にくくなるということが考えられます。ですので、なるべくこの不安を解消していく、不安を取り除いていくということは、大きくホルモンに影響を与えて、結果いい卵が採卵できるということにつながります。この点を少し事実として知っておかれることで、ご自分の気持ちをコントロールする1つの手段にしていただけたらなと思います。

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