卵管造影検査、卵巣、子宮の超音波エコー、女性ホルモンや甲状腺ホルモンの検査、抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査、フーナーテスト(性交後試験)、抗精子抗体検査などなど。 上記の検査が全てではありませんが、今あなたが想像したものは全て「女性」の検査だったのではないでしょうか? きっと男性の検査はパッと思い浮かばなかったのではないでしょうか? そこで、今回は男性の検査の中でも「精液検査」についてお話したいと思います。 なぜ、精液検査について書こうと思ったかというと、毎日の臨床の中で検査に行っているのは圧倒的に「女性だけ」ということが多く、パートナーのためにも男性がもっと妊活に参加するべきだ!と思ったからなんですね。 実際、当院に来院される多くの女性に話を伺うと、「主人が検査に行きたがらないんです。」「仕事が忙しいから行けない。」と協力してもらえていないようなんです。 女性だけで子供は授かりません。夫婦が協力しあってこそ、思い合ってこそ授かるものです。 それなのに検査も治療も女性ばっかりっておかしいですよね! ですので、この記事では男性が 「精液検査ってそんなに簡単にできるんだ!」 となってもらうことと、 ●男性が精液検査を受けるメリット ●もし精子に悪いところが見つかった時の改善策 についてお話できればなと思います。
目次
精液検査とは、
射精後の精液中の精子の状態を診る検査です。精液検査はどこでできるの?
不妊症専門のクリニックはもちろん、泌尿器科で検査できます。精液検査で何が分かるの?
- 精液量(ml)
- 1mlあたりの精子数
- 運動率
- 奇形率(正常形態率)
- 1mlあたりの白血球数
実際に精液検査に行ってみた
私は不妊症専門のクリニックに行くことにしました。 まず、電話で自薦に検査の予約をすると、受付の方が丁寧に検査までの手順を教えてくれました。 2パターン方法があり、- 検査当日に精液を入れる採精カップを受け取りクリニック内で採精し、そのまま検査する方法
- 検査の前日までに採精カップを取りに行き、検査当日に精子を採り、2時間以内にクリニックに持って行く方法