こんにちは。日本妊活協会代表の中野です。
ここ最近は妊活相談室への相談や、個別カウンセリングにも来ていただけるようになり
こうやって直接妊活に不安を持っておられる方とやりとりができて、
妊活を応援できることが嬉しいです。
さて、
今回も妊活相談室に相談をいただいた方へ回答させていただきます。
今回は人工授精をやられていて仕事との両立に不安を抱いている方からのご相談です。
では、内容を読んでいきましょう。
39歳人工授精治療中です。この先妊娠できるのか・・・
・・・・以下『ころりん』 さんからのご相談内容です・・・・・
39歳人工授精の不妊治療中 です。
仕事のストレス(ストレス診断E判定)を日々かかえているが、
辞めると収入減るためおそらくそれが原因で違うストレスになる。
ストレス発散といっても趣味で土日パン教室に行ったりしてるが
その時だけ楽しく満たされない。
こんな状態で妊娠てできるのって感じで疲れている状況です。
すみません。
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不安を一つ一つ整理しましょう
ころりんさん
ご相談ありがとうございます。
文章から色んな不安が伝わってきます。
妊活相談で私が大切にしてるのは、
「本当な何に不安を感じ」「本当は何が怖いのか」
「本当はどうしたいのか」「本当はどうしていきたいのか」
を一つ一つ整理して行くことなんですね。
ころりんさんの文章から私が感じるのは、
①39歳という年齢かくる焦り
②人工受精をやっておりステップアップへの迷い
③不妊治療と仕事の時間的なバランスへの不安
④仕事と不妊治療に対する経済的な不安
⑤仕事自体のストレスや趣味でも満たされない不安
⑥先が見えず何に取り組んだら良いのかわからない不安や恐怖
というところです。
39歳という年齢ですと、
少なからず40歳という節目を意識されると思います。
ネットや病院からも「妊娠率が下がってくる」という情報が入り、
不安や焦りを感じてるのではと思います。
ただ、ステップアップをするにも、
経済的な問題や仕事との時間的なバランスが取れるのか不安ですよね。
しかも、仕事を辞めても経済的なことや、
「辞めても本当に妊娠できるのだろうか」という思いがあるのかなと感じます。
それでもどうにか妊娠しやすい状態を作りたいと、
趣味をやられたり楽しい時間を過ごそうと努力されてますよね。
それなのに「ストレスを感じると妊娠に影響する」
という思いが逆にストレスを生んでしまっているのですね。
ストレスを無くしたり、体作りをしたり、心を整えたりして、
ステップアップをしたりすることで妊娠に近づけると何となくわかっていても、
不明確なものに向かうので何を選択したらよいのか分からない状態なのではないかと感じます。
まずはこうやって
「私はここに不安や焦りを感じてるんだ」と知ることが最初のステップだと思います。
そして目標を決めて積み重なる事を取り組む
いただいた文章から私が感じた事は、
①39歳という年齢かくる焦り
②人工受精をやっておりステップアップへの迷い
③不妊治療と仕事の時間的なバランスへの不安
④仕事と不妊治療に対する経済的な不安
⑤仕事自体のストレスや趣味でも満たされない不安
⑥先が見えず何に取り組んだら良いのかわからない不安や恐怖
という不安なのですが、
まずは環境を変えずにできることに取り組めるものに取り組めたらよいと思います。
私が気になったのは、
「仕事のストレス」と
「趣味をしていてもその場だけ楽しくて満たされない」
という部分です。
・仕事でのストレス
・楽しいけど満たされない
という部分は根っこが同じように感じます。
ですのでストレスや不安の一番の原因は、
仕事内容や妊活自体以上に、
お仕事やご家庭(夫婦間)で、
「自分を理解されていない」という思いが強いのではないかと感じます。
私の経験の中でお伝えすると、
そこが埋まらないと色んなことに取り組んだとしても心が孤独で、
「自分一人で頑張っている」という感覚でストレスは減らないのかなと感じます。
ご年齢や不妊治療の進み具合から、
まずご自身が「こうしていきたい」と思う事を正直に出してみてください。
今は明確にどうしたら妊娠に近づくのかが分からないので、
自身がこうしたいというのを決めきれない状態だと思いますが素直に感じてることを言葉にしてみてください。
例えば、
・仕事を続けながら40歳まではできるだけ不妊治療よりも体や心を整えたい
・仕事を辞めて不妊治療のステップアップを早めにしたい
・仕事を辞めて心と体を整えてからステップアップの準備をしたい
といったことです。
その上で、今回お伝えした、
・素直に感じる「こうしたい」という事
・それに対する「不安や焦り」
をご主人や職場、医師と分かち合うことをしてみてはいかがでしょうか?
勇気がいることだと思いますがここがないと、
繰り返しになりますがお一人で色んな事を抱えてしまいますし、
実はご主人や周りの方もころりんさんのことを理解したいと思っていると思います。
また、
勇気が出なかったり、
もっと私たちに理解してほしいことがあったり、
間に入って応援が欲しい等ありましたら、
一度私たちのカウンセリングや、
ご夫婦で妊活セミナーにいらしていただけたらと思います。
いただいた文章から私が感じたことは、
当てはまってることもそうでないこともあると思いますが、
この記事がころりんさんの妊活が充実するきっかけになれば幸いです。
一般社団法人 日本妊活協会 代表理事 中野智彰